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口内フローラを整えるには?

口内フローラという言葉をご存じですか?今回はお口の中の細菌叢口内フローラ

についてお話します。

口内フローラとは?

お口の中には、約100億個の細菌が棲んでいると言われています。細菌には、良い働きをしてくれる「善玉菌」がいれば、悪い影響を与える「悪玉菌」もいたり、また口内の状況によって良くも悪くもなる「日和見菌」もいます。このような細菌の集団のことを「口内フローラ」と呼びます。

口内フローラのバランスが崩れると?

口の中は絶妙なバランスで「口内フローラ」が築かれています。バランスが崩れると

口臭が強くなったり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりします。

ちなみに口の中の悪玉の歯周菌が増加すると、糖尿病や動脈硬化といった全身の悪影響にもつながります。

口内フローラの善玉菌と悪玉菌の適切な割合は「9:1」と言われています。

①歯垢をしっかり落とす。

歯垢は細菌の塊です。この塊の中には悪玉菌が潜んでいるのでしっかり除去しましょう。歯ブラシや歯間ブラシなどを使って掃除し、定期的に歯科医院でクリーニングすることも有効です。

②唾液をたっぷり出す。

食後に口の中に食べかすが残ってたり、口の中が常に乾していたりすると悪玉菌は一気に勢力を伸ばします。それを防ぐには、唾液で口の中を潤すことが有効です。

食事をしっかり噛nで食べる、食後にガムを噛む、舌を動かすなどの唾液を出す事を意識してみましょう。

③食べ物を活用する。

乳酸菌の1種・ロイテリ菌には、悪玉菌の増殖を抑えて口内フローラを整える働きがあり、この菌を配合したヨーグルト、サプリメント、タブレットが販売されています。

また緑茶の主成分のカテキンも悪玉菌を抑制する働きがあります。