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ピロリ菌の除去と虫歯の関係

朝日大学歯学部口腔感染医療学講座の岩井講師らの調査によると、治療をしていない虫歯があると、ピロリ菌の除去に失敗する可能性が高まることが分かった。ピロリ菌とは胃の粘膜に住む細菌で、放置していると胃潰瘍や胃がんの原因になるものです。ピロリ菌の感染が確認されると除菌治療が行われますが、、中には除菌を失敗してしまう方もいる。この調査は、朝日大学病院でピロリ菌の除菌治療と歯科検診を受けた226人を対象に行われましたが、226人中ピロリ菌の除去に失敗したのは38人で、特に未治療の虫歯が多い人ほど除去に失敗している割合が高かったそうです。ちなみに、治療済みの歯の本数と除去に失敗との関係性はないとのことですから虫歯の治療がすべて済んでいる方は安心してください。