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根元が露出した歯のケアは?

健康であっても加齢によって歯肉は10年で約2ミリ程度下がると言われ、特に、高齢になると、歯肉の組織が弱くなって下がるのが加速してしまいます。

では、なぜ歯肉が下がり歯の根元が露出してしまうのか?

その原因は、歯周病や歯を食いしばる癖、強すぎるブラッシング、悪いかみ合わせ、歯並びが影響していると考えられます。露出している部分は酸に弱く虫歯になり易いことも特徴です。歯の構造は外側が硬いエナメル質で、その内側は柔らかい象牙質で出来ています。歯肉に覆われている根元部分は硬いエナメル質がありません。つまり、柔らかい象牙質が剝き出しなっているのです。

象牙質と神経の間には細い管が無数に通っており、その中には神経細胞の枝が伸びています。そのため露出している部分に外側から刺激が加わると、神経細胞が反応してしまう特徴があります。これは食べ物や歯ブラシの毛先などに刺激され、しみる・痛むといったいわゆる知覚過敏の状態です。

知覚過敏の歯は優しくブラッシングして強くブラッシングすると歯肉が下がるのを進行させます。知覚過敏専用の歯磨き粉を使い食べかすがたまりやすいので注意してケアしましょう。