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歯のいろいろな役割とは?

「歯は何のためにあるの?」と聞かれた時、あなたはどう答えますか?多くの人は「食べ物を噛むため」と答えると思いますが、実は歯の役割はそれだけではありません。

大人の歯は親知らずを含めると全部で32本あります。32本もあるのだから「1本くらい抜けていても問題ない」「奥歯だから見えなし、食べ物を噛むのに支障がない」といって、歯のない状態にしているのは良くありません。歯には次のような役割があるため、たった1本無い状態でも悪影響があります。

食べ物を噛む

まず、歯の役割で最も大切なのは、食べ物を噛むことでしょう。食べ物を細かく噛み砕き唾液が混じる事で、味や歯応えなどを感じ、胃の消化や吸収を助けます。

発音を助ける

はっきりと聞き取りやすい言葉を発音するためにも歯が必要です。歯が抜けていたり、歯並びが悪かったりすると、サ行・タ行・ラ行の発音が難しいと言われています。

顔の表情を作る

白い歯がキラリと輝く笑顔はステキですよね。そんな口元の美しい表情も歯があってこそ。また、顔の筋肉も鍛えられて豊かな表情を作ることができます。

体のバランスを保つ

正しい姿勢や体のバランスにも歯が影響を与えます。嚙み合わせが整っていると顎や頭の位置が整い、全身のバランスも整うというもの。そのため、トップアスリートは歯のケアを怠りません。

特に「奥歯」は大切です。

上下32本ある歯の中でも特に重要なのが「奥歯」です。奥歯を1本失うと咀嚼力は30~40%低減してしまったり、歯を食いしばる子田が出来なくて瞬発力が低下してしまうといったことも言われています。奥歯は歯ブラシが届きにくく磨き残しも増えるため、虫歯や歯周病になり易い部分ですから、ぜひ意識してケアを行いましょう。